『古事記』において伊予之二名島と呼ばれ、伊邪那岐命と伊邪那美命によって淡道之穂之狭別島(淡路島)に次いで、二番目に産み落とされた四国。その四国・高知を舞台にして、生者と死者の世界が交わり出す様を、恐ろしくも日本的情緒を散りばめ、幻想的に描いた作品(訳わかんないな;すいません;)。1999年に映画化もされている。wikiによれば、こういうジャンルはジャパネスクホラーと呼ぶのだとか。「古代伝承を基に、日本人の土俗的感性を喚起する」と内容紹介にもあったので期待して読んでみたが、若干期待はずれだった。詰まらなかったというわけではなく、むしろ土着的な昔話や神話などを織り交ぜて進んでいくストーリーは歴史好きな人間からしてみれば大変楽しく読めるものだったのだけれど、いまいち登場人物に感情移入できず、最後までのめり込めなかった。
ただ、歴史が古く、お遍路さんや四国八十八箇所などで何となく神聖なイメージの付きまとう四国の濃い魅力が詰まった一冊なのは間違いないように思う。
方言好きさんにもオススメでっせ。土佐弁、いい!


